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『花咲く庭園』終演しました

10/21 『花咲く庭園』終演いたしました。

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お忙しいなか、
また足元が優れないなか、
たくさんの方にお越しいただきました。

ありがとうございました。

もう1週間も前のことになり、
今週もレッスン三昧でしたが、
まだ夢のなかにいるようです。

公演までを振り返りたいと思います。

まず、去年の9月に、
学術から演奏に再び戻ってきました。

薫子さんに今回のコンサートのご相談をさせていただいたのは
ちょうど一年前の10月です。

共演させていただけるならば、
場所は絶対に近江楽堂と決めていました。

そして一年前の10月にトントン、と
運良く希望の日時に会場がおさえられ、

その間、いろんなお仕事を並行しながら
コンセプトを考えていました。

今回の「花咲く庭園」は
6月ごろにアイデアが浮かんできました。

7月にチラシを作成、
8月から本番まで、選曲を含めて5回稽古をしました。

はじめての曲決めから
「大変だ、これは素晴らしいコンサートになる!!」と確信がありました。

そして薫子さんが
チェンバロをとても気に入ってくださったのが
自分の分身が褒められたようで、とっても嬉しかったし、
薫子さんの声と
チェンバロの弦が弾かれて出てくる音の掛け合いが
全て自然で(今でも思い出すと、嬉しくて泣いちゃいそう)
終わる前から終わることを考えて寂しくなる、
そんな幸せな時間を過ごさせていただきました。

真剣なリハーサル。
バージョン 2

演奏会ではサロンならではのトークも少しさせていただきました。
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私がプロデュースさせていただけるコンサートには
もちろん、私一人の力ではどうしようもできません。

共演してくださった薫子さん、

そして
チラシの製作で私の無茶振りを形作ってくださる
深谷義宣さん、
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チェンバロ製作の久保田彰さんと工房の皆さま
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そして、
会場にお越しくださった皆さま、
応援くださった皆さま。

心から感謝申し上げます。

最後に、
コンサートのコンセプトを
プログラムのご挨拶文にかえて、ご紹介させていただきます。

ご挨拶

 『花咲く庭園』にようこそお越しくださいました。

 本日は国内外で活躍されるプリマドンナ、

高橋薫子さんとともに「花」にまつわる音楽をお届けします。

 ご存知の通り、

薫子さんは可憐な少女役から男性を魅了するコケティッシュな役までの

幅広いレパートリーをお持ちです。

またバロック特有の装飾音も、

薫子さんのコロラトゥーラの技にかかれば、

どの曲をお願いしても素敵な演奏会になることは、

誰しもが想像に難くないことでしょう。

 チェンバロが隆盛したバロック期

— 16世紀のカメラータの出現からフランス革命にかけて — には、

私たちの想像をはるかに超えた多くの至宝の名曲が生まれました。

それは神ありき、秩序重視の前時代から人間が精神的に自由になり、

芸術の中に感情を解放しようとした「ルネサンス運動」と関係があります。

結果、音楽はより官能的になり、

言葉と音楽で喜怒哀楽を表現しようと、

ある種自らの「生」を放出する勢いで楽曲が創作されていきました。

泉のごとくこんこんと湧き出でたバロック音楽のなかから、

コンサートという制約された時間を考慮し選曲することはとても難しいことでした。

 そんな折、久保田彰氏によるルドゥーテの花の模写が描かれたチェンバロに出会います。

この楽器との出会いから今回のコンセプトである「花」のイメージがふくらみました。

美しい花の咲く庭園に 神 ニンフ 人 動物たちが集まる

神話の国の神も いたずら好きのキューピットも

乙女のニンフも 恋する人も 庭園に住む動物たちも

花を愛で 花と語り

そして花は その様子を ただ静かに優しく見守っている

 こうして優しく美しい幻想的なフェアリーテールが生まれました。

 秋の夕べに皆さまを夢の世界へと誘います。どうぞお楽しみください。

     水野直子

来年のコンセプトはもう頭のなかにあります。
また皆さまとお会いできますように。

(「ごあいさつ」文の転載は禁止します)