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花咲く庭園 II 第3回 練習

チェンバロ・ピアノ奏者 水野直子です。

 

7月1日、例年より随分と早い梅雨明け後、

ソプラノ 高橋薫子さんと『花咲く庭園 II』の練習でした。

 

練習の様子を、少し公開。

曲は、フィレンツェの文化人たちの集まり、

カメラータの一員だったカッチーニより、

Non ha ‘l cielo cotanti lumi です。

 

 

実はこの曲、日本語でどんな訳にしようかとまだ迷い中です。

「天はかほどの光はない」と訳してはみたものの。。

これから翻訳作業、頑張ります!

 

 

話を戻し、ここからちょっと真面目なお話しを。

 

 

日本でバッハが「音楽の父」と呼ばれ、

その言葉どおり、

あたかも西洋音楽はバッハから始まる、

などという考えはもはや存在していませんが、

バロックといえばバッハ、というのはあまり変わらないかもしれません。

もちろんそれほどバッハは偉大な作曲家なわけでありますが、

ご存知の通り、バロック時代と区分された音楽史上のバッハの立ち位置は、最後の最後です。

 

ではバロックはいつから??

 

音楽史上、バロック時代に配される音楽は、

カメラータの出現から萌芽したとも言われます。

カメラータとは、1573年から87年にかけて、

フィレンツェのジョヴァンニ・デ・バルディ伯のサロンに集まった、

知識人、音楽家、音楽愛好家のグループです。

 

 

カメラータの「カメラ」とは「部屋」を、

「ータ」は「〜の人」という意味を持ちます。

 

ですから「カメラータ」とは「部屋に集まる人々」という日本語に訳せるでしょうか。

この名前を名付けたは、このカッチーニです。

 

カメラータたちが好んだのは、

歌や旋律楽器などのメロディに

リュートやチェンバロを使って、

通奏低音という手法で伴奏をするモノディ様式です。

 

モノディ様式で作曲された声楽曲は、

歌詞ありき。

歌詞を語るように歌います。( sonar cantando )

 

私にとってのこの時代の音楽は、

自分に素直になれ、

そして表現することにただ純粋な喜びを感じる、

あたたかく、なんとも懐かしい気持ちになる、大切な宝物です。

 

 

そしてカッチーニは今年、なんと生誕400年!

400年を経て蘇る音楽を、皆様とお祝いできること…これはもはや幸せしかありません。

ただいま第一回目の東京公演へ向けて、全力投球中です。

 

皆様のお越しをお待ちしております!

 

 

プレイガイド情報 (7/2現在)

 

・東京オペラシティチケットセンターでのお取り扱い分は、おかげさまで完売いたしました。
ありがとうございました!

 

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