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『花咲く庭園 II』 奈良公演 終演 

チェンバロ・ピアノ奏者 水野直子です。

 

8/12『花咲く庭園 II』 奈良公演が終演しました。

暑い中お運び下さいました皆様、
たくさんの拍手をありがとうございました。

今回は奈良、京都周辺の方のほか、
名古屋、北海道、九州からも
本公演のためだけにお越しくださった方もいらっしゃるとお聞きしております。
さらに東京公演をお聞きになり
もう一度奈良公演も、
とお越しくださった方もいらっしゃいました。
ありがとうございました。

また関係者の皆様にはきめ細やかなご対応をいただきました。
心よりお礼申し上げます。

 

奈良へは前日のお昼過ぎに3人で新幹線に乗って、ウキウキと出発しました。

ホテルへ着いたのは6時過ぎ。

その後は奈良の食に舌鼓をうちました。奈良、美味しいですね!

ホテルへ帰る前に燈火会を楽しみました。

興福寺の五重塔のライトアップも美しかったです。

コンサート本番は11時頃に東大寺本坊へ。

初めて弾かせていただく楽器と対面。

美しい紫色のフレミッシュでした。
鍵盤は紫檀・・?もしくは黒檀でしょうか・・・?
紫の外装と鍵盤の調和がとても好みです。

開演前から終演までとても細やかに調整してくださり、

終始最高のコンディションで演奏させていただきました。

また関西で演奏の機会があるときには、使わせていただきたいです。

 

さて。

3人でのリハーサルはゆっくりと2時から行いました。

リハーサル直前はこんなに良い天気でしたが

ジュピターを弾き始めたら
雷がガラガラ、ゴロゴロ・・・ドーン

さすがジュピター(ジュピターは雷を司るギリシャ神)・・・

 

4時15分からの開場でしたが

お客様が早めに到着されて列を作っていらっしゃったので

4時に開場されていたそうです。

 

奈良公演では、ご挨拶も3人で書きました。東京公演よりも少しカジュアルです。

・『花咲く庭園 II 〜神と人の物語〜』奈良公園へようこそお越しくださいました。本公演は去年10月、東京にて開催しご好評をいただきました『花咲く庭園』の続編です。

日本の始まりを感じる奈良は東大寺本坊にて、ギリシャ・ローマ神話の神たち ー 全知全能の神ゼウス、太陽神アポロンとその息子オルフェオ、愛の神アモル、ニンフのエコーら ー の物語を音で紡ぎます。美しい神々と神へ祈りを捧げる人間の物語をどうぞお楽しみください  水野直子

 

・憧れの古都、奈良の東大寺でヨーロッパの古い音楽と幸せな出会いを感じています。どうぞお楽しみいただけますように。 高橋薫子

 

・奈良に行くのは中学校の修学旅行以来数十年ぶり!大仏殿大きかったなぁ。鹿が普通に歩いているのも不思議だったなぁ。楽しみだなぁ。 立花敏弘

 

 

コンサートは満員のお客様に迎えられ、1時間半があっという間に過ぎていきました。

YouTubeでその様子が少しご覧いただけます。

 

ここからは、私のチェンバロへの回想録です。

今回のソロは、フォルクレのジュピターがかなり難しかったです。

実は私はコンサートで「チェンバロってこんなにも超絶技巧なんだぜ!」という曲をできるだけ1曲は入れることにしています。

それには理由がありまして・・

昔、あるピアノの先生から
「チェンバロ弾く人はピアノが下手だからチェンバロ弾いてるんだよね」
「チェンバロのコンサートへ行ったら、バッハの(今はペツォルト)メヌエットみたいな簡単な曲を弾くのよ、馬鹿にしてるわよね」という
ことを、
すでにチェンバロ奏者として活動している時に言われたことがありまして。

正直、いい気分はしませんでした。

私はピアノとチェンバロを比べること自体、そもそもおかしな話だと思っています。

だってどちらの楽器も知れば知るほど難しいし、

その難しさはピアノとチェンバロでは全く違うし、

そしてどちらの楽器も弾けば弾くほど魅力を感じ愛している私は、どちらの楽器がいい、なんてジャッジはできません。

私にとって、それは性別の優劣を語るほど馬鹿げた話です。

だからチェンバロの演奏会では、技巧に満ちた難しい曲を挑戦します。

その挑戦は、前回ではラモーの《一つ目の巨人》で、

これもかなり練習しましたし、

今回のフォルクレのジュピターも「悪魔のフォルクレ」の名に恥じないよう、
そして作品の迫力に私自身が負けないように、
気持ちを強く持って弾きました。

ですが難曲です。
演奏する前は手が冷たくなるほど緊張しました。

今回はそのジュピターの演奏に
「ジュピターは人間業じゃない」とアンケートで書いてくださったお客様がいらっしゃって、とっても嬉しかったです!!

高橋さんと立花さんとは、
当然のことながら、安定の、
心地よいアンサンブルをさせていただきました。

次回はチェンバロ以外の、フォルテピアノやピアノでも
ご一緒させていただけますように・・!

去年12月から構想を練り始めた『花咲く庭園 II』は、
一旦ここで終わります。
またいつの日か、シリーズとして再び皆様にお会いできますように、と願っています。

大好きなのぶりん、としちゃん、お付き合いくださりありがとうございました!!!

奈良の皆さまにも、再びお会いできますように!