ラヴィコード・チェンバロ・フォルテピアノ・ピアノ奏者。

武蔵野音楽大学器楽科ピアノ専攻卒業、同大学院修了。

ピアノを堺康馬、福井直敬、故エレーナ・アシュケナージ、故エルジェベト・トゥーシャ、イェネ・ヤンドー、カルラ・ジュディチ、ベラ・シキに師事。

その後古楽器に興味を持ち渡伊、ミラノ市立音楽院古楽科へ入学、2008年同音楽院大学院修士課程を最高点、栄誉付き首席で修了。

チェンバロ・フォルテピアノを故ラウラ・アルヴィーニ、エンリコ・バイアーノ、エミリア・ファディーニ、アンドレア・ディ・レンツォに、17世紀室内楽をマーラ・ガラッシー、通奏低音をアントニオ・フリジェー、ルネサンス理論をディエーゴ・フラテッリに師事。

またトレント州アーラのピッツィーニ宮殿内楽器博物館でオリジナル楽器の演奏法の研鑽を積み、ミラノのサン・ロレンツォ、 サン・マルコ、サン・マウリツィオ教会をはじめ、スフォルツェスコ城、モデナ宮、ヴェネツィア、ウルビーノなどイタリア各地で多くのソロ及び室内楽のコンサートを開く。

その活動はイタリア放送局Rai Uno、Skyで放映された。

またクレモナ音楽祭に招聘され、チェンバロとフォルテピアノを使ったオールドメニコ・スカルラッティのコンサートはイタリアラジオ局 Rai Treにて収録、放送された。

ヴェネツィア、ジョルジョ・チーニ財団奨学生。

在伊中は演奏のほかに、ヴィチェンツァ国立音楽院大学院にてステファノ・トッフォロに音楽図像学、ロベルト・ソルチに音楽修辞学を師事。

現在はピアノ講師向けのバロック音楽セミナーをはじめ、演奏活動を通してオリジナル楽器の普及に力を注いでいる。

練馬区のスタジオでは現在、5歳~中学生までの子どものピアノコース、大人のピアノコースの他、ピアノの先生のためのブラッシュアップレッスンや
チェンバロのレッスンも行っています。
水野直子ピアノ・チェンバロ教室はこちら

教室のレッスンブログはこちら

【セミナー・演奏・研究等実績】(以下2009年以降)

  • ピアノ指導者向けセミナー 『装飾の美』
  • ピアノ指導者向けセミナー 『魅力がいっぱい バロック白楽譜』
  • ピアノ指導者向けセミナー 『バロックの装飾音に親しもう』
  • ピアノ指導者向けセミナー 『バロックの精神』
  • 久保田チェンバロ工房楽器見学会
  • 横浜そごう ルドゥーテ展 チェンバロ奏者
  • 北とぴあ国際音楽祭2010 通訳・翻訳
  • 東京室内歌劇場 オペラ《カリスト》 通奏低音コレペティ、字幕担当
  • カンパニータンク取材
  • 2012年〜2018年 教室発表会 計7回
  • 2017年台東スカイツリーステション主催 バロックセミナー、チェンバロレッスン
  • 2017年 築地地区 ピティナピアノステップ チェンバロトークコンサート
  • 2018年 バロック倶楽部 開設
  • 2019年 1月 装飾音セミナー、奇数月【ピアノの先生のためのチェンバロでバロックを弾こう】

プロデュース

  • 2009 水野直子 リサイタル
  • 2010 水野直子 リサイタル
  • 2010 ガエターノ・ナジッロ 水野直子 デュオリサイタル(福岡、山口、東京)
  • 2012 イタリアのヴィルトゥオーゾたち
  • 2013 イタリアのヴィルトゥオーゾたちII
  • 2015 ムーサたちの語らい
  • 2017 VANITAS、花咲く庭園
  • 2018 花咲く庭園II
  • 2019 ひなまつりコンサート

論文

  • 『ラヴェル作曲 「夜のガスパール」についての一考察-和音分析とともに-』1997、東京
  • 『J. J. クヴァンツの「フルート奏法」における速度表記について』2007、イタリア
  • 『C.チェルニー著 「ピアノ奏法Op.500」より、ペダルについての一考察-ベートーヴェン、シューベルト、ウェーヴァーの作品より-』2008、イタリア
  • 『ヴェネツィアにおける奏楽天使の機能についての一考察—ジョヴァンニ・ベッリーニの《サン・ジョッベ祭壇画》を中心に—』 2016、東京

翻訳(セミナー用を含む)

  • チェルニー 『ピアノのための理論と実践 第3巻 作品500』
  • ファディーニ/カンチェッラーロ 『音楽における強勢』
  • ファディーニ 他 『チェンバロ』

資格

  • 中学校・高等学校教諭一種免許状(音楽)取得
  • 心理カウンセラー資格取得。